サビ管(サービス管理責任者)募集ページで最初に約束すべき5つのこと

サビ管募集ページで最初に約束すべき5つのこと
――「ここなら続けられる」と思ってもらうために
サビ管(サービス管理責任者)の募集が難しい理由は、「人がいない」からではありません。多くの場合、安心して働けるイメージが最初に伝わっていないことが原因です。
サビ管経験者ほど募集ページを慎重に読み、「ここで自分は守られるのか」「一人にされないか」「責任を押し付けられないか」を見ています。だからこそ、まず働く上での“約束”を言葉にすることが欠かせません。
業務を一人に丸投げしないことを約束する
サビ管募集で最も警戒されるのは、「結局、全部サビ管任せになるのでは?」という不安です。個別支援計画、支援方針の判断、職員対応、利用者・家族対応、行政対応――これらが一人に集まる構造では、どれだけ優秀でも長くは続きません。
- 「サビ管しか分からない状態」をつくらない
- 相談・確認できる相手や体制がある
- 判断や役割をチームで共有している
姿勢ではなく前提条件として伝えることで、「一人で抱え込ませない」という安心が生まれます。
責任と裁量のバランスを約束する
サビ管が最も疲弊するのは、責任だけ重く、裁量がない状態です。経営方針は上が決める、人員配置も改善も動かせない、それでも問題が起きれば責任はサビ管――この構造に不信感を持つ人は多いです。
募集ページでは「どこまでが判断範囲か」「経営・管理者が担う最終責任は何か」を明確にし、最終責任は経営が負う姿勢を示すことが信頼につながります。
書類・制度対応をチームで支えることを約束する
「支援がしたくてこの仕事を選んだのに、書類ばかり」――これは多くのサビ管の本音です。記録、加算、監査、実地指導対応を一人に任せると、支援に向き合う時間は確実に削られます。
書類・制度対応をどう分担し、事務負担をどう軽減するかを具体的に伝えることで、サビ管は書類係ではないという前提が伝わります。
無理を前提にしない働き方を約束する
サビ管経験者は「人手不足だから仕方ない」という言葉に疲れています。現場兼務、送迎、突発対応が常態化すると、心身は確実に削られます。
無理な体制を当たり前にしない、一時的な負担を放置しない、必要に応じて体制を見直す――こうしたスタンスを明確に伝えることで、頑張り続けないと回らない現場ではないという安心につながります。
孤立させないことを約束する
サビ管は「一人職」になりやすい立場です。だからこそ、「何かあった時に相談できるか」は極めて重要です。
- 管理者・経営者と定期的に話せる機会がある
- 判断や悩みを一人で抱え込まなくていい
- 意見や違和感を言える雰囲気がある
孤立しないという約束は、給与や条件以上に心を動かします。
!サビ管を採用する側に求められる覚悟
サビ管募集で本当に問われているのは、「人を採る力」ではなく、採用した人を守り続ける覚悟があるかどうかです。制度変更や人手不足、利用者増加など、想定外の局面は必ず訪れます。そのたびに「現場で何とかしてほしい」と背負わせるのか、「経営として判断し責任を引き受ける」のか。この姿勢の違いが、定着率を大きく左右します。
まとめ:サビ管募集は「条件」ではなく「約束」を伝える場
サビ管募集ページで見られているのは、給与や待遇だけではありません。「この事業所はサビ管を守る気があるか」「経営が責任から逃げないか」「長く働く前提で考えているか」。約束できないことは書かなくて構いません。約束できることを、正直に書く――それが結果として、信頼と定着につながります。
